【Behind the scenes】
日頃から私たちのものつくりにおいて力を貸していただき、お世話になっている業者の担当の方から、行き場を失いどうする事もできずに廃棄処分する方向の二次加工用のバッグが眠っていると話を伺いました。
そのバッグはある別の企業からのオファーで二次加工する予定だったそうですが、その企画はキャンセルになり、大量の在庫が倉庫にずっと保管されたままだったそうです。
在庫は倉庫を圧迫し、廃棄処分を検討されているところでした。バッグはコストを抑えて生産することが出来る海外生産のもの。
生地や縫製した方の仕事、それらを日本に運んだ燃料や労力や時間がそのバッグには含まれていると思うと、そのお話を伺い、それらを少しでも救い、流通していけたらという気持ちが芽生えました。
middleの視点でお客様がファッションを楽しむアイテムへと変換することが出来たなら私たちもとても嬉しく、業者さんにも喜んでいただけるのでは、と思い、想いを込めて廃棄処分前のバッグに息を吹き込みました。
処分する事自体も環境負荷が大きい行為です。アパレル産業の大きな課題である環境負担を少しでも減らし、行き場を失った製品にmiddleを通じて新しい命を吹き込みおしゃれを楽しむ製品として循環させていけたらと思っています。